機能と造型の結晶
腕時計のデザインイメ−ジを決定づけるケ−ス。単なる外装品としてだけでなく、機能や強度そしてデザイン性もすぐれていること。それが山本製作所の創り出す腕時計用ケ−スです。多様化・個性化するニ−ズに応えるために様々なカタチや材料で製造しています。真鍮やステンレスからアルミ、新素材のチタン、さらには金属アレルギ−を配慮した素材まで多岐にわたり、それぞれの特性にあわせたプロセスで加工しています。製品のクオリティ-を高めるために緻密な計算に基づき、素材の吟味から始め、プレスでいくつもの工程を経て入念に仕上げます。鍛造の工程で収縮する素材もあり、あらかじめその収縮率を見込んで、金型のプレス加工では冷間鍛造のまま、熱間鍛造と冷間鍛造を組み合わせるなど、卓越した技術を駆使してユ−ザ−の要求に応えています。
またその一方で、技術者としてのクラフトマンシップも忘れていません。緻密な仕上げ加工や検査工程では熟練者の確かな目と技術が生かされ、万全な製品だけをユ−ザ−に供給しています。
腕時計ケ−スの製造方法
1.設 計
デザイナ−の求める形を図面にします。 |
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2.金 型
CADのデ−タをもとに精密な金型を作ります。 |
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3.プレス
何度もプレスしてケ−スの形を作ります。 |
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4.切削・穴開け
内径の切削とリュ−ズをつけるための穴を開けます。 |
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5.研 磨
バフ研磨やバレル研磨で表面を美しく磨き上げます。 |
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6.メッキ
さまざまな表面処理を施し、バリエ−ションを広げます。 |
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7.組 立
ガラスや裏蓋をケ−スに組み込みます。 |
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8.出荷検査 ユ−ザ−の規格に合格しているか最終検査をします。 |
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9.出 荷
各ユ−ザ−へ出荷します。 |